別名:ペインテッドアガマ、ペインテッドドラゴン
原産地:不明調査中※情報提供募集中
大きさ:最大約30㎝
飼育難易度:★★☆☆☆(飼育自体は容易だがゲージにある程度スペースが必要)
飼育方法
◇ケージについて
小さな恐竜「ペインテッドドラゴン」ことイロヌリアガマ。
最大全長約30㎝とフトアゴの半分程度の大きさでその分スペースを取らない…と言いたいところだが本種はとにかくよく動く。
飛びつけるところには飛びつくし、楽しそうに走り回る。
60㎝のケージではまず狭いだろう。飼育するなら奥行はさほど必要ないが横幅は90㎝は欲しい所。そのくらい大きければペア飼育もできる。本種はフトアゴ程縄張りを主張しないので多頭飼いが可能である。とは言えそのサイズのケージはとても高価…であれば自作ケージを考えてもいいだろう。本種は乾燥系トカゲなので木製ケージで十分飼育できる。
自作ケージの特集は追々作成していく予定です。予定…です…。いつになるやら(笑)
◇ライトについて
本種に限らず昼行性トカゲは「紫外線ライト」と「バスキングライト」両方必須です。
爬虫類は骨の形成の為カルシウムとビタミンD3が必要なのだが、ビタミンD3は紫外線を浴びなければ体内で生成できない。経口摂取もできないのでUVBを照射できるライトが無いと室内飼育は不可能と思っていいです。
「バスキングライト」の役割は温度。体温を外気温に頼っている変温動物の彼らは自前で温度の維持ができません。つまり温めてあげないと食べたごはんも自分で消化できない…なんて事になります。
そこでオススメなのがGEXソーラーグロー。上記の二つのライトが一つでまかなえます。まさに2in1!ソケット1つ・コンセント1つで事足りるので便利です。その分お値段が張りますが1年間は交換不要で使い続けられるので長い目で見てコスパが良いです。
あとライトはタイマーを利用すると便利です。自動でON/OFFを切り替えてくれるので忙しい方には必須アイテムですね。オススメはリーベックス コンセントタイマーです。
◇日々のお世話について
話を元に戻すとケージの大きさ以外はほぼ多くのの昼行性トカゲと同じだ。
フトアゴと同じく脱皮は部分的にはがれるタイプなので湿度もうるさくない。
ひたすらに丈夫で何でもよく食べる。筆者は野菜を与えたことが無いがそれ以外は人口餌だろうが活き餌だろうがゼリーだろうがガツガツ食べる。
とポジティブな事を書きましたが、ここに至るまではけっこう大変でした…。筆者の場合一年以上飼育してピンセットに餌付いたのはここ最近の話である。
まず本種は繁殖個体はほぼ流通しておらず、野生で捕獲されたワイルド個体が店頭に並んでいる事が多い。ですのでお迎え時は警戒しまくっている事がほとんどだろう。
刺激しないように根気強く人間に慣れさせる。ハンドリングは極力避け、時間を見つけてピンセットで活き餌をつまんで見せる→「ピンセットに餌が付いてる」を認識させ続けてようやく…と言った感じである。
本種に限らずワイルド個体を慣れさせるのは一朝一夕では無い。そこは覚悟しよう。
繁殖について
※現在調査中・情報提供募集中
イロヌリアガマの魅力
本種の魅力は、ぱっとみフトアゴ…ですが、よく見ると顔はよりシャープで刺々しく、ゴツゴツの鱗に覆われ、ブキオトカゲのような攻撃力高そうな尻尾。
総評すると「かっこいいけど小さいフトアゴ」
つまり愛嬌の無いフトアゴ(笑)
フトアゴヒゲトカゲの陰に隠れイマイチ人気の無い本種ですが非常に丈夫で飼育しやすく、多頭飼いができる点で言えば好きな人はホントに好きなアガマでしょう。
体色も個体差が強く、黒・黄色・オレンジがランダムで現れていくのでコレクション性も強いです。
意外とケージの広さを要求されますが、とても魅力的なトカゲです。
流通量も比較的多く、値段もそこまではらないので本種の飼育を考えている方は是非お気に入りの一匹を探してみて下さい。
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