別名:オオプレートトカゲ
原産地:トーゴ、ツェッヒなど広範囲に分布
大きさ:最大40㎝程
飼育難易度:★☆☆☆☆(非常にやさしい)
飼育方法
◇本種について
とにかく丈夫で、何でもよく食べる。飼育という点に関してはレオパよりも簡単です。基本的な昼行性のトカゲの飼育方法を学べる入門種として非常にオススメ。
◇ケージについて
本種は人によっては60㎝のケージで十分と言われたりするが、それでもやはりそこそこの大きさになるので単独で80~90㎝幅のケージは必要です。また複数で飼育(本種は性格が温和な為多頭飼いが可能)する場合はさらに大きなケージが欲しい。
◇床材について
飼いやすい本種だが注意点はある。床材の選択は注意しよう。
オニプレートトカゲに限らずプレートトカゲは鱗が他のトカゲのように重なり合っている訳では無く、鱗が並んでいる形状をしている。それゆえ脱皮の際もぽろぽろと抜け落ちるので脱皮不全の心配はあまりない。だがその形状のせいで鱗と鱗の間にわずかなスキマがある。例えば細かい砂などの床材を使用するとその隙間に入り込み炎症や最悪身動きが取れなくなってしまい手術に発展する場合もある。
大きめなハスクやバークチップ。大粒のソイルなどがオススメだ。ペットシーツや人工芝でもOKだが、せっかくよく穴を掘る本種、筆者としてはその生態も是非観察したいのでハスクと使用している。5㎝~10㎝程敷いていると喜んで穴を掘るので見ていて楽しい。
◇餌について
虫・果実・野菜・人口餌とにかくなんでもよく食べる。虫が苦手な方にもおススメの本種。
個体差もあるだろうが冬場、特に加温しなくてもバスキングライトがあれば特に拒食にもならないので拒食の心配もあまりないのも初心者にやさしい。そのせいでクーリングできず本種の繁殖は困難を極めるのだが…。
繁殖について
前述したが本種の飼育下での繁殖は非常に困難。丈夫過ぎるが故か…。
是非本種の繁殖に成功した方がおられたら情報提供をお願いします。
本種の魅力
昼行性トカゲ屈指の飼育のしやすさを誇り、何より渋くてかっこいい!
大きさも大きくなり過ぎず成熟したらオオトカゲやフトアゴとは違ったシルエットになり、そこも魅力的だ。
現在は流通量も多いので比較的ショップでもよく見る本種だが近年は価格が高騰気味のように思える。特に若い個体の方が価値が高い。是非国内繁殖を是非狙いたい種類だ。
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